最近、自然素材でできたあたたかみのある戸建てが人気ですよね。
素朴な味わいで美しい無垢材やログハウス風の住宅デザインなど、理想とする家づくりにもいろいろなものがあるかと思います。
今回は、戸建ての内装や家具にも使われている「突き板」についてご紹介していきます。
自然素材でできた戸建ての内装でも人気の突き板とは?
ここ最近、ナチュラルなあたたかさを感じられる無垢材の家や昔ながらの雰囲気が素敵な漆喰の家など、自然素材を使ってつくられた家がますます注目されてきています。
化学物質を使わない家はアレルギー対策としてもおすすめですし、自然由来の素材ならではの独特な風合いが魅力でもありますよね。
フローリングなどの床やドア用の内装建材として知られる木質系の素材には、無垢材・突き板・シート仕上げなどの素材がありますが、それぞれの特徴は下記のようなものになっています。
●無垢材
天然木から切り出した一枚板。
自然素材ならではの味わいで人気の反面、お手入れが必要で、湿度の変化などで反りや割れなどが発生してしまうことも。
●突き板
天然木を薄くスライスした単板。
木取りの方法によって柾目・杢目・板目などの種類があり、美しさとリーズナブルな価格と施工性の高さが魅力。
●シート仕上げ
合板などの基材に化粧材を張り合わせた板。
施工性の高さやお手入れのしやすさとともに、リーズナブルな価格やデザインバリエーションで人気。
お手入れのしやすさと美しさで戸建ての内装に人気の突き板の使用例
憧れのマイホームづくり。
とくに、一戸建て住宅の内装は、妥協をせずに納得のいくものに仕上げたいですよね。
無垢材に比べて、リーズナブルな価格やお手入れのしやすさにも定評のある突き板は、良質な住宅建材としても注目されている素材。
用いられる天然材も、表情が豊かなマホガニーからケヤキまでさまざまなので、天然木そのものの味わいを生かした家づくりをすることができます。
突き板が使われることが多いのは、ドア・クローゼットの扉・壁・フローリング・キッチンカウンター・キッチンボードなど。
家の中の木材を同じ突き板に統一することで内装に一体感を持たすのもおしゃれですし、リビングルーム・寝室・子ども部屋などそれぞれの空間ごとに木材に変化をつけ、ひと味違う雰囲気を楽しむのもおすすめです。
高級感や落ち着いた雰囲気を演出したい場所にはローズウッド、居心地のよい空間を演出したい場所にはケヤキやタモなど、素材の色合いを生かした内装デザインを考えるのも、家づくりの楽しみのひとつではないでしょうか?