空き家を所有しているものの、その活用方法に困っている方は少なくありません。
そんなときに活用できるサービスとして「空き家バンク」があります。
今回は、そもそも空き家バンクとはなにか、利用のメリット・デメリットについてご紹介します。
空き家バンクを利用して売却する際の流れについてもご紹介しますので、空き家を所有している方はぜひ参考にしてください。
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空き家バンクで売却できる仕組みや背景とは?
空き家バンクとは、売却したい方と購入したい方が利用できるサービスです。
全国的に深刻化している空き家問題の解消を目指す取り組みとして注目されています。
ここでは、空き家バンクの具体的な仕組みや誕生の背景についてご紹介します。
空き家バンクの仕組み
空き家バンクとは、空き家の情報を提供するサービスです。
空き家を売却したい方は空き家バンクに登録することで情報を掲載でき、購入したい方は空き家情報を閲覧して内覧希望が出せる仕組みになっています。
空き家の所有者と買い手を繋げる具体的な手順は以下のとおりです。
●空き家が所在する自治体へ情報を登録する
●各自治体のホームページなどに空き家の売却情報を公開する
●購入希望者から内覧希望または問い合わせがあったら、所有者に連絡がいく
所有者が自ら買い手を探すのはなかなかハードルが高いですが、空き家バンクに情報を登録していると所有者と買い手を巡り合わせてくれるため、空き家の有効活用を進められます。
つまり、空き家バンクは所有者と買い手を仲介する、マッチングサービスのような役割を担っているといえるでしょう。
空き家バンクの運営元
空き家バンクの運営は、一部を除き各地方自治体がおこなっています。
自治体が空き家の売却を希望する所有者から情報を募り、掲載や問い合わせなど窓口として機能しています。
空き家バンクは自治体が運営しているため非営利での運営になりますが、取引が増加し空き家へ居住する方が増えれば自治体の人口も増えて、結果的に税収につながることになるのです。
空き家バンクに登録したいときは、空き家が所在する自治体に問い合わせるところから始めましょう。
空き家バンク誕生の背景と目的
空き家バンクが作られた背景には、空き家問題の深刻化があります。
社会問題と化した空き家の増加を少しでも解消すべく、1990年代から始められました。
以前までは、空き家を購入したい方がいても、その情報がなく存在を知る手段もありませんでした。
しかし、空き家バンクの登場によって、空き家かどうかの判断がすぐわかり、購入の申し込みまでスムーズにできるようになったのです。
近年では古民家への移住やカフェの開業などによるニーズもあるため、空き家バンクの存在が空き家数の減少や有効活用を促す取り組みとして注目されています。
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空き家バンクを利用して売却するメリット・デメリットとは?
空き家の売却に空き家バンクを利用することには、メリットとデメリットが両方存在します。
空き家バンクを利用する前に、メリットとデメリットを理解しておきましょう。
空き家バンクのメリット
空き家バンクを利用するメリットは主に以下の3つです。
補助金制度が利用できる
空き家バンクは自治体が運営しているサービスであるため、補助金制度が適用される可能性があります。
これは民間の不動産会社にはないメリットといえるでしょう。
自治体によって制度の有無や内容は異なりますが、空き家の改修やリフォームの工事費用に対する補助金や助成金が多い傾向にあります。
仲介手数料が発生しない
空き家バンクを利用する2つ目のメリットは、空き家の仲介にコストが発生しないことです。
不動産会社を介した空き家の売却、多くの場合仲介手数料が発生します。
空き家バンクでの取引は、所有者と買い手が直接契約を結ぶため仲介手数料が発生せず、手元に多くの利益を残せる可能性があるでしょう。
買い手を見つける機会が増える
とくに地方の空き家は交通の便も悪く、人目につきにくいことから、その存在を知ってもらうことすらできないケースが少なくありません。
空き家バンクの利用によってインターネット上で情報を公開できるようになり、より多くの目に止まりやすいようになるでしょう。
空き家バンクのデメリット
一方で、空き家バンクを利用するデメリットもあります。
トラブルリスクがある
空き家バンクのデメリットは、トラブルが生じるリスクがあることです。
空き家バンクを利用した売買取引は個人間でおこなわれるため、専門的な知識を持っていないと交渉の不備やトラブルが起きやすくなります。
トラブルを避けるためには自ら司法書士や専門家を雇う必要があり、想定以上に費用がかかってしまう可能性が考えられるでしょう。
空き家バンクがない自治体もある
空き家バンクは、全国の半分以上の自治体で設置されています。
しかし、言い換えれば空き家バンクを設置していない自治体も多く存在しているということです。
空き家を売却したくても、空き家バンクがなかったり、普及していなかったりすると、買い手を見つけるのは困難でしょう。
手続きが煩雑になる
先述したように、空き家バンクを利用した売却は個人間の取引になるため、情報共有や物件の案内、買い手との連絡もすべて自らおこなわなければいけません。
内覧をおこなったとしても、必ずしも成約になるとは限りません。
そのため、売りに出してから成約までに多くの手間と時間がかかる可能性が高いでしょう。
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空き家バンクを利用して売却する際の流れとは?
空き家バンクの仕組みやメリット・デメリットが理解できたところで、実際に売却するときの流れを手順ごとにご紹介します。
1.空き家バンクへの登録が可能か確認する
まずは、空き家が所在する自治体に空き家バンクの制度があるか確認しましょう。
空き家バンクがあるかどうかの確認は、自治体のホームページや役所への問い合わせによって確認できます。
また、空き家バンクが設置されていても、自治体が定める条件を満たしていない空き家は登録ができません。
条件は自治体によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
2.必要書類を提出する
空き家バンクに登録するためには、申し込み用紙などを記入して提出しなければいけません。
手続きの流れは自治体によって異なりますが、書類の提出後に担当者による現地調査がおこなわれ、問題ないと判断されると無事登録が完了します。
3.内覧・交渉・契約
空き家バンクの情報を見て興味を持った方から連絡が入ったら、直接やり取りをして物件の情報を共有したり、必要に応じて内覧をおこなったりします。
取引内容に双方納得ができれば売買契約を結び、引き渡して空き家の売却は完了です。
4.不動産会社への相談もおすすめ
空き家バンク利用した空き家の売却はこのような流れで進みますが、個人間のやり取りが不安な方は、まずは不動産会社に相談することをおすすめします。
不動産会社に依頼すると、内覧のスケジュール調整はもちろん、不動産売買に必要な書類の作成や手続きなどを自らおこなう必要がなくなります。
不動産売買に関する知識がない場合は、まずは空き家の売却について相談してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
空き家バンクとは、地方自治体が非営利で運営している空き家の情報を提供するサービスです。
空き家の存在をアピールする便利な制度ですが、個人間の取引によるトラブルリスクがあるなどのデメリットも生じます。
個人間取引に不安がある方は、まずは不動産会社に相談したうえで、空き家バンクの利用を検討しましょう。
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