購入したマイホームを売却するためにはさまざまな手順があり、適切な価格や条件に設定してないと買取先が決まらず、売却が長引いてしまう可能性があります。
その結果、売れ残り物件として購入者への印象が悪くなり、仕方なく売値を下げる事態になってしまうケースも少なくありません。
今回は、不動産売却にかかる平均期間と売却を早める方法について解説します。
長引くと損する不動産売却の平均期間と早める方法
不動産売却について、売却を決めてから実際に引き渡しが完了するまでは3~5ヵ月程度かかります。
以下に売却の流れとおおよその必要期間について記載します。
情報収集から不動産会社の決定まで
所有している不動産の近隣状況を加味して価格相場を確認、納得できる査定額の会社と契約を結びます。
平均期間2~4週間
売却活動から希望者との交渉対応まで
売却を開始したあと、入居希望者には内覧に来ていただき売却交渉を行います。
売りに出すタイミングや売却価格などの条件が不適切な場合、この期間が長引く可能性があります。
1~3ヵ月程度
売却契約の締結~引き渡し完了まで
希望者の交渉対応が終わり、契約内容が決まれば購入者側のローン審査に入ります。
契約や支払いそのものに時間はかからず、主には審査にかかる期間です。
約2~4週間
長引く前に知るべき不動産売却を早める方法
売却期間が長引く理由として、購入希望者にとって適切な条件を提示できず売却契約までに時間がかかってしまうケースがほとんどです。
不動産売却を早めるために、条件検討時に以下の対応を検討しておいてください。
不動産の売買シーズンに売りに出す
進学や就職などで人が動く春や会社の転勤がある秋の時期に不動産の売買が多くなります。
夏や冬は比較的少ないため避けるようにしましょう。
物件価格を適切な金額にする
地域状況や建物の状態を加味して物件価格を決定します。
その際複数の不動産会社に査定を依頼するようにしましょう。
仲介する不動産会社選びを慎重にする
売却活動がスムーズに完了するかどうかは、不動産会社の担当者と販売力にかかっています。
契約する前に、販売サイトが魅力的かどうか、長期に渡り売れ残っている中古物件が多くないか、それぞれ確認しておきましょう。