一般的な不動産売却の場合、弁護士に依頼する必要はないというケースが多いのですが、それでも「売却する不動産の権利関係が複雑」「不動産業者とのやり取りに不安がある」「何らかのトラブルが発生した」などさまざまな理由で、弁護士への依頼を検討する人も少なくありません。
今回は不動産売却の手続きを弁護士に依頼しようかと検討している人のために、参考になる情報をお届けします。
不動産売却の手続きを弁護士に依頼するおすすめの方法とは
不動産売却の手続きを弁護士に依頼する方法は、ひと言で言ってしまえば「弁護士に不動産売却手続きを依頼する」というだけなのですが、おすすめの方法として挙げられるのは「まずはいくつかの弁護士事務所の無料相談を活用し、比較をしたうえで依頼する先を決める」という方法です。
弁護士は法律のプロですが弁護士によって得意分野には違いがあり、不動産売却を依頼するならやはり、不動産関係に強い弁護士を選ぶことが重要となってきます。
また、大切な不動産売却の手続きを依頼するからには弁護士との信頼関係も非常に大切ですから、無料相談で「自分と弁護士との相性が良さそうかどうか」もチェックしておくことが大切です。
不動産売却の手続きを弁護士に依頼する際の注意点とは
不動産売却の手続きを弁護士に依頼する際の注意点としてはまず「無料相談の機会を無駄にしないよう、売却する不動産の情報となるものを揃えておく」ということが挙げられます。
漠然と「不動産の売却手続きを依頼したい」という言葉だけで無料相談に行っても、きちんと売却予定の不動産の状況などを説明できないと無料相談の時間はあっという間に終わってしまいます。
権利書または登記識別情報をはじめ、売却する不動産の状態がわかる書類をなるべく揃え、トラブルが発生している場合はそのトラブルをまとめたメモなども用意したうえで無料相談に行くといいでしょう。
そして不動産売却の手続きを弁護士に依頼する際の注意点としてはもうひとつ「弁護士費用がかかることを理解しておく」というのも挙げられます。
どのくらいの費用がかかるかは、弁護士にどこまでおまかせするかによっても異なります。
安く抑えたいなら「契約書のチェックだけを依頼する」という方法があり、これなら1万円~数万円程度で済みます。
しかし、不動産売却の手続きをすべて弁護士におまかせするとなると、着手金、成功報酬、そして交渉などで弁護士が出張した際の日当などがかかってきますので、それなりの金額になってきます。
契約を済ませてから「こんなに費用がかかると思わなかった」と後悔しないように、弁護士費用の目安は、事前にきちんと見積りで出してもらうことを強くおすすめします。