住宅ローンを組んで不動産を購入する方も多いと思いますが、融資実行日がいつになるのかご存じでしょうか?
頭金を支払ったあとどのようにお金が動き、借入先の金融機関から不動産会社へと流れるのかを把握しておきましょう。
そこで今回は不動産の購入を検討されている方に向けて、住宅ローンの融資実行日はいつなのかをご説明いたします。
引渡日までにしっかり準備しよう!住宅ローンの融資実行日はいつ?
住宅ローンの融資実行日はいつか、その答えは「不動産の引渡日」です。
なぜかというと、引渡日におこなう登記の手続きを経てはじめて不動産が買主の所有物となるためです。
登記の手続きを完了すると、土地と建物を担保に金融機関からお金を借りられます。
したがって引渡日と融資実行日は同じ日になり、この日は登記の手続きや住宅ローンの残高金の振込みなど大切な手続きをおこなうので、しっかり準備しましょう。
引渡し前に必要な費用は?注文住宅の住宅ローンの融資実行日はいつ?
土地や建物などの不動産を購入すると、引渡し前までに以下の費用が必要になります。
印紙税
契約書に貼付するために必要な費用です。
印紙の代金は住宅ローンの借入金額によって異なり、たとえば1,000万円から5,000万円借り入れた場合は、2万円の印紙税がかかります。
登録免許税
不動産の所有権を移転するために必要な費用です。
2021年3月31までなら軽減措置が適用され、不動産価格の1.5パーセントの費用が登録免許税となります。
司法書士に支払う手数料
登記の手続きを司法書士に依頼するための費用で、3万円から7万円程度が相場です。
火災保険料
保険の加入は義務ではありませんが、万が一に備えて入っておくと安心です。
会社やプランによって金額が異なるので、さまざまな会社の資料を取り寄せて、どのプランが良いのか検討しましょう。
注文住宅の融資実行日に注意!
引渡日と融資の実行日が同じになるのは、建売住宅や中古住宅などすでに完成している建物を購入した場合です。
注文住宅を購入する場合は、施工開始日が融資実行日になります。
これは竣工した不動産に担保価値があるためです。
注文住宅も引渡日が融資実行日だと考えていると、引渡し前に予想外の費用がかかってしまうことがあるので注意しましょう。